本と珈琲。

本と珈琲が好きな夫婦の日常。2人で読んだ本についての議論やオススメのカフェを紹介できたらと思います。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【ネタバレなし感想】森博嗣『黒猫の三角』

読了日 感想 読了日 2015年12月29日 感想 かなり楽しめた。 ニンゲンがニンゲンを殺すこととはどういうことか考えさせられる。 主要な登場人物がかなり個性的かつ魅力的で この人たちのこれからやこれまでの話を読んでみたいと思った。 結末にも良い意味で裏…

【ネタバレなし感想】井上真偽『その可能性はすでに考えた』

細かい知識と緻密なトリック。 作者のミステリに対する強いこだわりを感じる。 既存のミステリに対するアンチテーゼのようでありながらしっかりとミステリ。 謎解きに特化するのではなく、 動機やストーリーも読者を置き去りにしないものになっている。 結末…

逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』【一言読書感想】※ネタバレなし

戦争は底なしに悲しい。 あっていいはずがないと再確認させられた。 女性が置かれた状況の壮絶さを感じる。 登場人物の女性たちの強さと絆と愛の深さに涙が出た。 戦争の終わりはハッピーエンドではない。 セラフィマが取った行動を僕は否定できない。 #読了…

【読書感想】オルダス・レナード・ハクスリ『すばらしい新世界』

1932年に書かれた本。 この本に描かれているディストピアは全くのファンタジーとは思えない。 幸福とは何か、自由とは何かを考えさせられる。 ソーマという名前の麻薬で強制的に不安感を消す事。争いも老いも病気も失恋も嫉妬もない。 強制的に多胎児を増や…

【読書感想】辻村深月『ツナグ』

辻村深月さんの本って「自分のために書かれたんじゃないか」っていう幸福な勘違いをさせてくれる。 自分が名刺代わりにする本は、同作者の『凍りのくじら』。 この作者が書く、主人公から見た“周囲の人”に対する感情はスゴくしっくりくる。 家族の描写が生々…

真梨幸子『殺人鬼フジコの衝動』【tweet読書感想】

嫌われ松子の一生思い出した。 小説全体の構造も良かったし、結末も良かった。 不幸は連鎖していくのだと思う。 人、環境によってそれらは繰り返される。 断ち切るには何が必要なのか。 本人の意思か、環境か。 負の根源から距離を置くのが良いのではないか……

中村文則『教団X』【tweet読書感想】

ゴールを決めた選手が神に祈りを捧げる見慣れた光景。金持ちがさらに金持ちになる為の紛争に行かされる少年や飢餓で死んでいく少女たちを見殺しにする神がそんな様子を見ているだろうか。 資本主義が目指すところは何だろう。 神って何だろう。#読了#中村文…

SF好き必見!森博嗣『彼女は一人で歩くのか?』は、哲学的な問いかけとキャラクターの人間味が魅力!タイトルもオシャレで読み応え十分!【ネタバレなし読書感想】

森博嗣さん。『彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?』 概要 読了日 端末 感想 ウォーカロンについて(人工知能、アンドロイド) ChatGPTさんに「貴方と人間の違いは何ですか。」と質問してみた。 まとめ 概要 私は長年森博嗣さん…

SFファン必見!ジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』を私がおすすめする理由とは?

情報 あらすじ 読了日 端末 感想 この自分の感想を元にchatgptに記事を書いてもらうと、、、 結局、私がこの小説をお勧めする理由は 他にもこんな記事書きました!よければご覧ください。 情報 出版社:創元SF文庫出版:1980/5/23 あらすじ 【星雲賞受賞作】…

「汝、星のごとく」凪良ゆう

2023.03.22 読了 ▫️あらすじ ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、…

『斜陽』太宰治【読書感想】

貴族。自分は貴族ではないけど、何となく直治の言っている事がわからなくもない。心の底から馬鹿になって遊ぶこともできないし、自分の思う正しい人間に戻る事もできない。周りが良く見える人間が一番苦しむのかもしれない。自分なりの自分の救い方があるっ…

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