ミステリ
岡嶋二人「クラインの壺」 面白い。 こういう昔のSFで今も色褪せていないものに出会うと感心してしまう。 あとがきでもそれがうまく説明されていた。 SF好きが納得する条件としては 「現実からの丁寧な乖離」があるんだろうな。 当然ミステリとしても文句な…
『方舟』夕木 春央すごい。ある意味マンネリ化してる本格ミステリに対してデカい一撃を喰らわせたと思う。話題本をハードカバーで買うのハマりそう。 #読了#読書メーターhttps://t.co/0Hz4NfZFIl — オットー本と珈琲。 (@dokusyo_coffee) January 13, 2024 (…
『屍人荘の殺人』今村 昌弘#読了 剣崎比留子、推せる。設定込みで読者にフェアに挑戦させているのが凄いと思った。探偵がホワイダニットに拘ってるのも良かった。適切にヒントが散りばめられていて理不尽さも感じなかった。続きの作品もぜひ読みたい。#読書…
独特の青春小説として知られる米澤穂信の「古典部シリーズ」。その魅力に取り憑かれ、ついに私も手に入れてしまいました。 まず驚いたのは、作者の緻密な筆力です。繊細な描写が並ぶ一方で、ストーリーに起きた些細な変化や心理に至るまで、最小単位で細かく…
#読了とことん残業して、さらに遅延が発生したなかなか家に着かない帰りの電車の中でラストスパートを読み切った。ほんの少し泣いてしまってたのが他の乗客にバレてないといいけど。今の自分には凄く必要な本だった。 pic.twitter.com/NbrUK68jGy— オットー…
読了日 感想 読了日 2015年12月29日 感想 かなり楽しめた。 ニンゲンがニンゲンを殺すこととはどういうことか考えさせられる。 主要な登場人物がかなり個性的かつ魅力的で この人たちのこれからやこれまでの話を読んでみたいと思った。 結末にも良い意味で裏…
細かい知識と緻密なトリック。 作者のミステリに対する強いこだわりを感じる。 既存のミステリに対するアンチテーゼのようでありながらしっかりとミステリ。 謎解きに特化するのではなく、 動機やストーリーも読者を置き去りにしないものになっている。 結末…