2023-03-25から1日間の記事一覧
1932年に書かれた本。 この本に描かれているディストピアは全くのファンタジーとは思えない。 幸福とは何か、自由とは何かを考えさせられる。 ソーマという名前の麻薬で強制的に不安感を消す事。争いも老いも病気も失恋も嫉妬もない。 強制的に多胎児を増や…
辻村深月さんの本って「自分のために書かれたんじゃないか」っていう幸福な勘違いをさせてくれる。 自分が名刺代わりにする本は、同作者の『凍りのくじら』。 この作者が書く、主人公から見た“周囲の人”に対する感情はスゴくしっくりくる。 家族の描写が生々…
嫌われ松子の一生思い出した。 小説全体の構造も良かったし、結末も良かった。 不幸は連鎖していくのだと思う。 人、環境によってそれらは繰り返される。 断ち切るには何が必要なのか。 本人の意思か、環境か。 負の根源から距離を置くのが良いのではないか……
ゴールを決めた選手が神に祈りを捧げる見慣れた光景。金持ちがさらに金持ちになる為の紛争に行かされる少年や飢餓で死んでいく少女たちを見殺しにする神がそんな様子を見ているだろうか。 資本主義が目指すところは何だろう。 神って何だろう。#読了#中村文…
森博嗣さん。『彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?』 概要 読了日 端末 感想 ウォーカロンについて(人工知能、アンドロイド) ChatGPTさんに「貴方と人間の違いは何ですか。」と質問してみた。 まとめ 概要 私は長年森博嗣さん…